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by les-amis-du-vin
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ヴィナイオッティマーナ2011『仙台・東北』来仙生産者<1>

ヴィナイオッティマーナ2011『仙台・東北』

会場店舗<1> ステージ1

『イル・クオーレ』
 022-221-6171
 宮城県仙台市青葉区一番町1-15-7

<来店生産者>
 『ヴォドピーヴェッツ』
 『カンティーナ・ジャルディーノ』
 『ダニエーレ・ポルティナーリ』

<コラボレーション店舗>
 『イタリアワインとアテの店 立町つくし』
 『Belleville・ベルヴィル(盛岡)』


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ステージ1『イル・クオーレ』
来店生産者についての紹介

『ヴォドピーヴェッツ』 代表ワイン「ヴィトフスカ Vitovska」
カルソ地区のズゴニーコにあるワイナリーは、ヴォドピーヴェッチ兄弟によって1997年よりワイン生産を開始。現在4.5ヘクタールの畑でカルソ土着のブドウであるヴィトフスカのみを栽培。自然や生態系に対して最大限の敬意を払うべく、畑では一切の化学的な薬剤を使用しない。ヘヘクタールあたり10000本という高密植の畑から、低収量だが凝縮度の高いブドウを生産。白ブドウながら7日間にわたる、温度管理などを一切行なわないマセレーションを行った後、皮と種を除き大樽へと移されそこで2年間熟成させる。その後ボトリングされたワインはさらに1年ほど寝かされ、出荷へと至る。


『カンティーナ・ジャルディーノ』 代表ワイン「パスキ Paski」
エノーロゴであるアントニオ デ グルットラを中心として、6 人の仲間が共同出資して始めたワイナリー。それまでも仲間内の自家消費用にブドウを購入し、2000本程度のワインを醸造していたのだが、タウラージ生産地域のブドウ栽培農家が、新しく畑を仕立て直す農家対象の助成金を得るために高樹齢のブドウを抜いていく現状に危機感を感じた彼らは、2003 年からワイナリーとしてのワイン生産を始める。タウラージ生産地域は地価が高く、若い彼らは畑を買うことを断念、信頼の置けるブドウ栽培農家から購入したブドウで生産することに。樹齢の古いブドウ樹は、若い樹に比べると収量が少なくなるため、ブドウを売って生計を立てている農家としては生産性の高い畑に仕立て直すことは魅力的に思えるわけだが、アントニオは伝統的なブドウ樹の仕立て(ラッジエラ・アヴェリッネ
ーゼ)、高樹齢の樹などの持つ文化的価値を農家に認識さしてもらおうとしており、あえて歩留まりの悪い高樹齢の樹を守る対価として、市場価格よりも高額でブドウを購入するようにしている。もともと畑で除草剤などの化学的な薬剤を使用していなかった農家に、草生栽培や無肥料での栽培など、さらに踏み込んだ農法を依頼しより高品質のブドウを生産してもらっており、それまでは生産したブドウを売っていただけのそれら農家は、アントニオの醸造面、マーケティング面での援助により、自らワインを生産し、ボトリングするまでになっていて、双方にとって有効かつ建設的な関係が築かれている。すべてのワインは、無清澄、ノンフィルターでボトリングされている。


『ダニエーレ・ポルティナーリ』 代表ワイン「タイ ロッソ Tai Ross」
それまでは栽培していたブドウをすべて近くのワイナリーに売却していたダニエーレ ポルティナーリがラ・ビアンカーラのアンジョリーノと知り合い、彼に触発されて2007年から一部のブドウを使い、自らワインを醸造し始めた。コッリ・ベーリチ地区、標高 200mに石灰岩を含む粘土質の 4 ヘクタールの畑を持つ。畑ではボルドー液のみを使用し、セラーでも酵母添加も温度管理も行わない。ワインの名前、ナンニは彼の長男ジョヴァンニの愛称で、メルロー、カベルネーソーヴィニョンが 50%ずつ。ピエトロ ビアンコは、彼の次男ピエトロから付けられ、ピノ ビアンコとタイ イタリコ(トカイ イタリコ)のワインで、タイ ロッソ(トカイ ロッソ)は 2007 年に植えられた畑から初めて収穫された ブドウで造られたワイン。

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by les-amis-du-vin | 2011-10-22 17:03 | ヴィナイオッティマーナ